天草の海からこんにちは。 毎月27日担当の熊本ダイビングサービスよかよかの中野です。
日本各地が大雪に見舞われた1月でしたが、天草も1月中旬の寒波では、2年ぶりに大雪に見舞われました。
2年前に50年に一度と言っていた大雪でしたが、それに勝るとも劣らない積もりっぷりで、3日ぐらい雪が溶けずに残っていて、珍しい光景が見られました。
日頃雪に慣れてない南国天草ですから、スリップ事故多発で大変なことになってましたんで、今年はもう大雪にならないといいのですが。
海の方は、冬らしく透明度も良い気持ちの良い海が続いています。
透明度が良いので潜っているだけで気持ちいいのですが、大きなアカエイやツバクロエイ、m級のクエやそれに近いスジアラなど、この時期は冬の大物も見られるのでまた楽しい季節なんですよね。
2月になると、有明海を1年をかけて回遊する生態のナルトビエイが、越冬するために天草沖にやってきます。 昨年は200枚ぐらいの群れを水中で観察できましたので、今年もぜひ狙ってみたいと思っています。
今年は年間最低になる水温も、14~15度ぐらいで推移していて、じっくりマクロ生物と向き合うのも楽しいです。
クローズアップレンズを付けて、肉眼ではなかなか見えない世界を切り取ってみるのもお勧めです。
それから先日は日テレの「沸騰ワード10」の水中カメラマンを担当して、鹿児島県の甑島に行ってきました。
写真の岩はフランス人が名付けたとされる「ナポレオン岩」です。 言われてみるとナポレオンの横顔みたいですよね。
鹿児島から高速船やフェリーで1時間以上かけて渡る島なのですが、「日頃こちらでは潜らない」と現地ガイドが言っていた島の南西部はまさに「絶海の孤島」という趣で、わくわくの冒険ダイビングが出来そうな島でした。
天候と波浪やロケ日程の関係で、短い水中撮影期間になってしまいましたが、全力を尽くして撮影してきましたので、【2月23日金曜日】の沸騰ワード10をぜひご覧下さい!!